7月13日、人と科学の未来館サイピアにて科学講座「セミの歌と行動」を行いました。
前半はセミの声についてのお話でした。セミはどうやって音を作っているのか、なぜあんなに大きな音が出せるのか、また、種類によってリズムが違うのはなぜなのか、どうやってリズムを作っているのか、などを学びました。
先生はセミの体を写真やイラストで説明するだけでなく、道具を駆使して、セミが大声で歌うときに体をどのように使っているのか説明します。
展示コーナーではセミを解体して実際の体の仕組みを観察できました。
後半はセミの一生のお話でした。幼虫が羽化するようすを動画で見たあと、羽化のときに羽がピンとのびる仕組みを学びました。
展示コーナーにはたくさんの標本が並んでいました。休憩時間だけでなく講座のあとも大人気でした。
岡山市の市街地では数日前からクマゼミの声が聞こえだしました。幼虫が土から出てきて羽化し成虫になるようすが観察できる季節です。また昨年木の枝に産み付けられた卵がふ化し幼虫になる時期でもあります。今日の講座で学んだことが自然の中でのセミ観察に活かせるといいですね。