8月7日、ブランチ岡山北長瀬にあるハッシュタグ岡山にて「赤外線の性質を調べる実験をしよう」を行いました。この講座は、夏休みの自由研究になりそうなテーマを子どもたちが実際に体験することで学んでいくイベント「北長瀬で自由研究」のひとつとして開催されたものです。「赤外線の性質を調べる実験をしよう」では、家庭にあるリモコンと赤外線受信機を使って赤外線の性質を調べるという体験をしました。小学生14人とそのご家族が参加しました。
最初に、テレビやエアコンなどのリモコンは赤外線を使っていることの説明と、今日実験する内容の説明がありました。続いて、赤外線受信機の扱い方を学びました。リモコンのボタンを押すと近くにある赤外線受信機のLEDが赤く光ります。LEDが光ったら赤外線が届いていることがわかります。
説明を聞いた後は実際に体験します。参加者は3つのグループに分かれて、壁で区切られた自分のグループのエリアに移動しました。壁で区切るのは赤外線の混線を少なくするためです。子どもたちは順番を決めてひとりずつ、自分のリモコンから赤外線受信機に赤外線が届いていることを確認しました。全員が確認したらいよいよ実験です。リモコンと赤外線受信機の間にいろんな遮蔽物を置いて、赤外線が届くかどうかを調べました。実験の結果はワークシートに記入していきます。
実験の合間には、講師が持参した赤外線の波形を見る波形モニターで、リモコンのボタンによって違う波形の赤外線が出ている様子を見ることができました。
実験後の質問タイムでは「なぜ赤外線について調べようと思ったのか」「月でも赤外線は届くのか」などの質問が出て盛り上がりました。保護者の方々も知らないことがあったようで、子どもたちだけでなく大人も楽しんでいました。
赤外線受信機と実験結果を記入したワークシートはお持ち帰りいただきました。家庭で追加の実験をしてくれるといいですね。