9月17日、井原市立県主小学校にて、5年生と6年生を対象に出前授業「わくわく科学実験」を行いました。
「わくわく科学実験」は小学理科で習得する知識を基本に、さまざまな実験を通して自然の成り立ちと仕組みを理解し、科学の考え方を身につけることを目指す講座です。今回の授業では授業の最初に、講師の先生から児童に「理科とは自然の仕組みを考えること。この授業ではいろいろ実験をしますが、なぜそうなるのか論理的に考えてみよう。間違えることをおそれないで!」とのお話がありました。
今回の授業では以下の実験(一部ビデオ)を行いました。
・考え方のウォーミングアップの算数クイズ
・大きさの違う風船の圧力はどちらが大きいか(実験)
・空気より軽い・重い風船のふるまいはどう違うか(ビデオ)
・表面張力は大気圧に勝てるか コップと網戸の網で試す(実験)
・大気圧を実感するマグデブルグの半球(実験)
・重いものは先に落ちるのか? ガリレオの落下実験(実験)
・リンゴは落ちるのに月は何故落ちてこないのか? ニュートンの万有引力発見(ビデオ)
・音はどのように伝わるのか? 「音は縦波」ってどういうこと(実験)
・緊急地震速報はどのように出されているか? 縦波(P波)と横波(S波)の違い(ビデオ)
実験の様子をいくつか紹介します。
大きさの違う風船の圧力はどちらが大きいか(実験)
大きさの違う風船をつなげて実験しました。まず児童全員に予想を聞きます。何人かにはなぜそう考えたのか発表してもらいました。
講師の先生が実験を行いました。予想が外れた児童が多かったようです。なぜそういう結果になったのか理由を考えます。
先生から解説を受けたあとは、誰がやっても同じ結果になるのかを確認するため、児童3人に同じ実験をやってもらいました。
表面張力は大気圧に勝てるか コップと金網で試す(実験)
水を入れてフタをしたコップを逆さにするとどうなるか?失敗すると水をかぶります。最初に使ったフタはプラスチックの板です。次は紙です。そして次は網戸の網です。
授業の最後には児童ひとりひとりが今日の感想を伝えてくれました。「理科の考え方が良くわかった。理科がもっと好きになりそう」「今まで理科は嫌いだったが、今日実験を見て面白いことがわかった」「家にある道具で試してみる」など、みなさん理科に興味を持ってくれたようです。